文庫 村上 春樹 講談社

最初に言っておくと、この本はあまり好きじゃないです。
では、なぜレビューをするのか。
まだ僕には理解できていないからです。

僕は執拗に、本とか映画が「何を伝えようとしているのか」
だとか、そういうメッセージ的なものを強く求める癖があります。
村上春樹が、この作品で何を言おうとしているのか。
もちろん何もないと言ってしまえば本当にそれまでなのですが、
この本には絶対何かがある。

ひとりの大学生が恋をする。その相手はクラスメートで、ジャック・ケルアックに心酔し、作家もどきのだらしない生活を送るばかりで、個人の責任という意識はひとかけらもない女子学生。あるとき、彼女はかなり年上の、すばらしく洗練されたビジネスウーマンに出会う。そして彼女はその「ミュウ」という女性に恋をしてしまう。(Amazonレビューより一部引用)

というストーリーなわけですよ。
でまぁ、不思議な体験が巡り巡る。
意識が急になくなったり、誰かが失踪したり・・。
おそらく村上春樹は、すべての場面に意味をこめている。
そしてそれがひとつにつながり、何かを伝えようとしているのではないか。
そう思えてしょうがないんです。
ひとつひとつの場面の意味はだいたいわかります。
しかし、それがどうつながってるのか。
何度読んでも理解が深まるどころか、疑問が多くなるばかりです。
今度時間があればもう一度読んでみたいと思います。

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