ネガティブの最骨頂

2004年12月27日
「死」を考えるとき。

身の回りのことが辛くて逃げたくなったとき。
逃げる方法の最たるものが死だから、
遠かったはずの死が案外近づいてくる。リアルに。
でも結局それは一定の距離に来たらそれ以上近づけない。
寿命という距離は無視できないから。
自殺をしてしまう人は、その距離を測り違えてしまうのだと思う。

あともうひとつ。
自分が幸せすぎるとき。
この時間があと何日、何時間続くのだろうと思う。
考える。ずっと考える。
そう、「終わり」のことを。
いま幸せだからそれでいいはずなのに、
余計なことばかり考えてしまう。
もし大切な誰かといっしょであるなら、
いつまでいっしょなのか。
どちらが先に死んで、どちらが後に死ぬのか。
どちらが看取るのか、看取られるのか。
・・いろいろなことが気になり始める。
急に手が止まる。そして気がつく。
「死とはこんなにも身近にあるのか。」

そう、ここでは後者の方が「死」は身近である。
それはなぜか。
前述の「距離=寿命」をちゃんと考慮に入れているから。
その距離がみな同じであるとしたら、
その実感は確実になってしまう。
そう、死とは幸せなときに身近になる。

なんて硬い文章ですが、僕はどちらでもないので、
死はあんまり近くないです。
ただ、ときどき考えます。
死ぬ順番だとか、何ができるのかとか。
そのたび、答えを後回しにしてしまいますが。

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